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「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」は 2019年9月6日に公開されました。

ジャニーズ事務所に所属する注目の若手・King & Princeのメンバー平野紫耀と、「銀魂」(2017年)などの漫画原作の映画で、美少女ながらそのコメディエンヌぶりが高く評価されている橋本環奈。

今作品はこの美男美女二人のW主演で注目を集めた映画となっています。

原作は赤坂アカの大人気漫画で、監督は「ニセコイ」(2018年)などの漫画を原作とする作品を手掛けた河合勇人、「翔んで埼玉」(2019年)実写版で一躍ブレイクした徳永友一が脚本を務めました。

「恋愛は告白した方が負け」という理念のもと、平野紫耀演じる白銀御行と橋本環奈演じる四宮かぐやの二人の天才が「如何にして相手に告白させるか」を競う一風変わったラブコメ作品です。

「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」よりかぐやと白銀がお互いに告白できない真の理由、二人の恋愛を阻むものを考察していきたいと思います!!

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年)

見どころ
どうしたら告らせられるか?初共演を果たしたKing & Princeの平野紫耀と橋本環奈が「告白した方が負け」の異色の頭脳戦に挑む。原作は赤坂アカの人気コミック。
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あらすじ
将来を期待されたエリートたちが集う私立・秀知院学園。頭脳明晰な生徒会会長・白銀御行と、文武両道で美貌の持ち主、大財閥の娘である生徒会副会長・四宮かぐやは互いに惹かれあっていた。しかし、高過ぎるプライドが邪魔をして、告白することができず…。
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(ネタバレ・考察)

平野紫耀と橋本環奈のW主演であり、その他にも佐野勇斗、浅川梨奈、堀田真由など豪華なメンバーが集結した本作。

撮影現場は和気あいあいとしており、始終笑いが絶えなかったようです。

原作者の赤坂アカさんのコメントを交えつつ、出演者の撮影でのエピソードなどを紹介していきましょう。

平野紫耀の天然っぷりが炸裂!?

King & Princeのメンバーの一人である平野紫耀。その端正な顔立ちと飾らない性格でたくさんのファンの心を鷲掴みにしています。

そんな彼の魅力の一つであるのが、一見完璧に見えるようで実はドがつくほどの天然である事です。

その天然っぷりは本作の撮影時にも多く見られ、周りを度々爆笑の渦に巻き込んだというエピソードがあります。

例えば、生徒会の面々が生徒会室の掃除をするシーンがあるのですが、その時に平野さんは本来言うべき役者さんの名前ではなく、近くにいた音声さんの名前を言ってしまったのです!

そこで一瞬の沈黙後、出演者・スタッフ一同が爆笑に包まれるという出来事がありました。

平野さんは普段から天然な発言や行動でKing & Princeのメンバーから度々いじられるという、“愛され天然キャラクター”ぶりを放っているのだそうです。

平野さん演じる白銀御行もかぐやへの想いが暴走し過ぎて、映画内で変な行動に走ってしまう面があるので、そこは二人の共通点といえるのかもしれませんね。

プライベートでも仲良しな三人

四宮かぐや役の橋本環奈、藤原千花役の浅川梨奈、早坂愛役の堀田真由はこの撮影を通じて、プライベートでも一緒に行動するほど、仲良くなったという話があります。

三人で原宿にクレープを食べに行ったり、恋バナもする仲になったのだそうです。

そして、浅川さんは元々、橋本さんの大ファンだという事で、会えた時は物凄い喜びを感じたというエピソードもあります。

橋本さんは、超・お嬢様のかぐやを演じるにあたって、普通の人と違う感覚や、世間一般の感覚をかぐやの基準で考えるという事を常に考えて役作りにあたったそうです。

劇中に登場する映画館のシーンで、かぐやの「一般人と違う基準」というものが顕著に表れています。

映画の前売り券を当日券に変える手順がわからず、白銀と別々の席になってしまうというワンシーンです。

堀田さんはかぐやの使用人役という事で、抑揚をつけずに、業務的に台詞を言うという部分で大変苦労したとの事。

そして、人生初!のカラコンにも挑戦したのだそうです。普段まばたきの多い堀田さんは意識してまばたきを少なくする、という役作りにも気をつけたのだそうですよ。

そしてそして!藤原千花を演じた浅川さんは千花の特徴である高い声をキープするのに、非常に苦戦したという話もあります。

たまに地声に戻ってしまい、撮影現場は笑いに包まれたそうです。

こういった話を聞くと、役者さんの“役になりきる”という苦労がひしひしと伝わってきますね!

因みにこの三人は好きな人には自分から告白するタイプだそうで、こんな三人の美女から告白されたら、落ちない男性はいないのではないでしょうか!?

原作者・赤坂アカさんの恋愛観とは?

原作者の赤坂アカさんは、「大人は基本的に告白しないもの」と考えているとの事。

色々な流れの中、お互いの好意を察して、先に関係があって、いつの間にか付き合っている、というのが、赤坂さんの思う恋愛観なのだそうです。

実写映画化にあたってのインタビューで、赤坂さんは“告る”という行為そのものが「青春の象徴」と語っていました。

確かに大人になると、恋愛に対して段々と小ずるく!?なってくる面はあると思います。

しかし、何歳になっても青春していたい!!と思う方も中にはいるのではないでしょうか!?

言葉は形にしないと相手には伝わりません。

格好悪くても、鈍くさくても、「好き!」と相手に伝えられる純粋な心は何歳になってもどこかにこそっと持ち合わせていたいものです。

恋愛は人それぞれの考え方があるので、奥深く難しいものですね!しかしそこが人に恋をするという面白味でもあるのでしょう!!

確かに大人になるとダイレクトに「好き」と相手に伝えることは、少なくなるパターンもありますよね。
匂わせだったり、駆け引きだったり…そういった事もありますが、そんな事をしているうちに他の誰かに持っていかれてしまう、といったパターンもあります。過度なプライドは厳禁ですね。

かぐやと白銀がお互いに好きと言えない真の理由とは?

「かぐや様は告らせたい」というタイトル通り、この映画はかぐやと白銀が“如何にして相手に好きと言わせるか”という部分が肝となっています。

二人のプライドが高すぎる、という点が注目ポイントですが、実は真の理由は別のところにあるのではないでしょうか?

そこを考察していきたいと思います。

お互いに恋愛初心者である

かぐやと白銀の恋愛経験値はほぼゼロに近いといえます。

言い方を変えると恋愛に疎い、恋愛に対して全くの初心者なのです。

その為、好きな気持ちをどう伝えたらいいのかわからない、といった面も有るのだといえます。

告らせても、その返事がOKとは限りません。告る、という事の前にかぐやと白銀は男女の付き合いというものがいまいち良くわかっていない、という説も考えられます。

実際に、映画終盤の生徒会長立候補演説の時に、「好き」という気持ちを二人が情熱的に伝え合う場面が出てきます。

陳腐、というと失礼ですが、恋愛上級者であれば、全校生徒の前であんな風に愛を伝え合うのは、はっきりいってタブーです。

このシーンは原作やアニメにはないオリジナルのストーリー展開で、一見完璧に見えるかぐやと白銀の人間らしい一面が垣間見られる、貴重なシーンともいえます。

そして、このシーンはかぐやと白銀が初めて相手に素直になれた場面でもあり「もうそのままの勢いで付き合っちゃえばいいのに!」との声が聞こえてきそうなシーンでもあるのです!

傷付きたくないが為に臆病になっている

映画の中盤で、かぐやが白銀の唇に人差し指をあてて間接キスをするというシーンがあります。

これはまさに、かぐやなりの精一杯の白銀へのアプローチなのです。

「この先まで進んだらどうなってしまうんだろう…」「もう前のようには戻れない…」という、かぐやの臆病な気持ちがこのシーンには溢れています。

もしかしたらかぐやは、傷付きたくないが為に、白銀との関係を「このままでもいい」と考えているのではないでしょうか。

付き合うという事は、必ずしも相手のいいところを発見していける、という事だけにはとどまりません。

相手の嫌な面や嫌いな面も必ず目に留まります。

かぐやが白銀のそういった面を見たらどう思うのでしょうか?そして白銀にもそれは同じようにいえる事です。

そして、恋愛とは臆病になってしまう病気のようなものです。

かぐやがかかった恋煩いという病気は、かぐやの臆病な面からきているものともいえます。

かぐやと白銀の恋愛を阻むもの

かぐやは生まれつきながらの超・お嬢様です。

大手財閥・四宮グループの令嬢であり、血筋の良さからきているものなのか、何をやってもそつなくこなす、万能型の天才といえます。

一方、白銀は一般階級で育った、いわゆる庶民であり、通学にもママチャリを使うなど、かぐやとは全く違う世界で育った人物です。

しかし、成績は常にトップの座をキープしており、家でもろくでなしの父親の代わりに家事をこなすなどの努力型の天才といえます。

そんなかぐやと白銀の恋愛において障害となるものは、ずばり身分違いの恋というところにあるでしょう。

それは生徒会のメンバーの皆で花火大会に行くというシーンで顕著に表れています。

お嬢様であるかぐやは、夜間の外出を父親から禁じられてしまうのです。

かぐやは何とか家を抜け出し、車の中からではありますが、皆で花火を見るという夢を叶えるのでした。

ここで本題に戻りますが、もしこの先、仮に二人が付き合うという形になった場合、かぐやの父親がそれを許すのか?という事が一番の焦点になります。

かぐやと白銀の恋愛はまさに「タイタニック」や「ローマの休日」を彷彿とさせるようなものです。

しかし、かぐやと白銀には幸せになってほしいものですね!二人で力を合わせて、どんな困難も乗り越えていってほしいものです!!

かぐやの父親は姿を見せるのですか…?
 映画内では姿を現しません。しかし厳格な父親である事は確かですね。

「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」見どころポイント

この映画の見どころは、何といってもラストのかぐやと白銀のキスシーンです。

千花に背中を押され、不意打ちのキスとも呼べますが、そこでもかぐやと白銀、二人の計算高さが出ていました。

キスをする時、かぐやはわざとかかとを上げ、白銀は唇がちゃんと触れ合うようにわざとかがんだという、事故に便乗したようなキスだと二人は睨んだのです。

このキスシーンは「合成なのではないか!?」と平野紫耀さんファンから声が上がるほど、衝撃的なシーンでもありました。

平野さんファンからは「ショックでラストだけ見られない…」などの意見も上がり、如何に彼がKing & Princeのメンバーとして人気を得ているかという事の象徴でもあるエピソードです。

たとえ、合成であってもなくても、美男美女である二人のキスシーンは大変美しく、この映画の一番の見どころポイントと呼べます!!

そして映画は第二弾へ!!

「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル」と題し、かぐやと白銀、そしてお馴染みのメンバーが映画館にカムバックします!!

相変わらず「相手に告白させる」というこじらせ恋愛から抜け出せないかぐやと白銀。

生徒会の新メンバー、会計監査の伊井野ミコ役に日向坂46の影山優佳を迎え、更に映画は勢いを増します!

学園の2大イベント“文化祭”と“体育祭”を経て、何と舞台は海外へ!?

映画の第二弾として、今度はどんな恋愛バトルが繰り広げられるのか非常に楽しみですね!!

主題歌はKing & Prince「恋降る月夜に君想ふ」に決定しており、「うっせえわ」という楽曲で一躍ブレイクを果たした歌手Adoが「会いたくて」という挿入歌で映画に彩りを添えます。

平野紫耀と橋本環奈の高い顔面偏差値を拝みに行くのも良し!ストーリーを楽しむのも良し!あなた流で映画を楽しみましょう!

まとめ

以上、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」よりかぐやと白銀がお互いに告白できない真の理由、二人の恋愛を阻むものの考察を、小話を交えながら紹介してきましたが如何でしたでしょうか!?

人気俳優の佐藤二朗も医者役で出演していますので、そこもお見逃しなく!!

今作品では原作やアニメとは違うオリジナルストーリーも描かれているので、そこも見比べて楽しんでみて下さい。

平野紫耀と橋本環奈の美男美女ぶりには本当にうっとりするので、それだけでも大満足の映画となっています!!

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