映画チャーリーとチョコレート工場ネタバレ・考察

「チャーリーとチョコレート工場」は2005年に上映されたファンタジー・コメディ映画です。

監督はウォルト・ディズニーの作品も多く手掛けたティム・バートン、主演はジョニー・デップが務めました。

この映画は、「チョコレート工場の秘密」を原作として作られた作品であり、「夢のチョコレート工場」(1971年)に次いで二度目の映画化をされた作品となっています。

本作はチョコレート工場に招かれた5人の子供たちと工場長のウィリー・ウォンカが織り成す、面白おかしくも甘い感動を味わえる物語です。

そんな映画「チャーリーとチョコレート工場」についての魅力をさまざまなネタバレ・考察を併せて紹介していきます。

チャーリーとチョコレート工場(2005年)

あらすじ

世界中で大人気な、ウィリー・ウォンカ製のお菓子。

そのお菓子は15年前から閉鎖されているはずの工場から出荷されるなど、非常に謎の多いお菓子であった。

ある日工場長のウォンカは「これから販売するチョコに5枚金のチケットが入っており、当てた子供たちを工場見学にご招待!最後まで残っていた子には素晴らしい商品も!」という告知をする。

世界中がチケットを手に入れようとして大騒ぎとなる中、チケットを引き当てた幸運な子供たちが次々と現れた。

引き当てたのは食いしん坊のオーガスタス、勝利に固執するバイオレット、お金持ちでわがままなベルーカ、親に反抗的な天才のマイク、そして家は貧しいけど優しい心を持つチャーリーの5人。

選ばれた5人の子供とその家族は、指定された時間にチョコレート工場の前を訪れると、長年閉じたままだった謎の工場の門がついに開かれたのです。

彼らはウォンカの案内の元、チョコレート工場で夢のような体験をするが、その道中でさまざまなハプニングが起こり、子どもたちに襲いかかってくる。

一体誰が賞品を勝ち取るのか?素晴らしい賞品とは一体何なのか?それを巡る物語が工場の中で繰り広げられていく…。

見どころ
数々の作品でタッグを組むバートン&デップだが、本作でもその相乗効果は抜群。おかっぱ頭の工場長と遊び心満載のチョコレート工場が観る者のイマジネーションを刺激する!
出典 : https://video.unext.jp

チャーリーとチョコレート工場(ネタバレ・考察)

工場内で踊るウンパルンパ出典 : screenrant.com

映画「チャーリーとチョコレート工場」は、さまざまなトリビアに彩られています。

この映画を見たことがあってもなくても思わず見たくなる映画に関わるトリビアを用意しましたので、ぜひご覧になってください!

家族の大切さとトラウマに向き合うことが重要だと分かる物語

本作の軸になっており、特に注目してほしい部分は「家族愛」と「トラウマに向き合うこと」だと言えます。

家族と向き合い、共に歩いていくことは非常に大切なことです。

仲が悪くなってしまっても家族は唯一無二で、かけがえのない存在であり続けます。

そんな家族との絆を含めたさまざまな困難を乗り越えてくウォンカという男の姿を追っていくのが「チャーリーとチョコレート工場」という作品です。

何か行き詰まった時、この作品を観ると活路が開けるかもしれません。

ティム・バートン監督の独創性に注目!

ティム・バートン監督の描く作品の多くは、彼の考えから生まれた独特な世界観を作り上げています。

そして彼はファンタジーな世界観の中に、どこか不気味で恐ろしいような表現を混ぜ込むのです。

しかしその中には美しい家族愛の物語といった心の温まる物を描写しており、表現力の豊かさを感じることができます。

もちろん「チャーリーとチョコレート工場」でもお菓子を作る工場を独特な世界観が描いているため、見る人を思わず魅了することでしょう。

独特な世界観の映画が好きな方はティム・バートン監督の作品は非常におすすめです。

もし本作が楽しめたのであれば、彼の作った他の映画「シザー・ハンズ」(1990年)や「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)といった作品も楽しく観ることができるでしょう。

お菓子の家を実際に制作!?

ウォンカのチョコレート工場内部にある庭園は、全てがお菓子で作られている、子供の夢を具現化したような空間になっています。

そんなお菓子で彩られた工場ですが、撮影用のセットはその全てが本物のお菓子を使って作られているのです!

アメがなるリンゴの木や、キャンディのキノコ、クッキーの橋などは、どれもパティシエの手によって実際に食べられるお菓子で作られました。

ここまでこだわったのは監督の指示によるもので、CGではなく実物を使った方がより映像にリアリティが出ると考えていたためです。

ただし、チョコレートが流れる川だけはさすがに作るのが難しかったため、限りなくチョコレートに近い質感を持った原料を使うことで再現されます。

ちなみに約90万リットルものチョコレートに似せた液体が撮影に使われていますよ。

クルミを割るリスも実際に調教して撮影!

物語の中盤にはナッツの選別をする頭の良いリスたちが登場します。

実はそのシーンは基本的にCGを使わず、実際にリスを調教して撮影されたのです。

この一場面を撮るためだけに約19週間という長い期間をかけて、数十匹のリスにくるみ割りの作業を覚えさせているなど、その苦労と力の入れようが伺えます。

「チャーリーとチョコレート工場」の映画製作に当たって、一番苦労したのはリスについてであると監督に語られるほどに、時間や労力をかけて撮影されたシーンです。

もっと詳しく知りたいという方は、完全版のDVDなどでリスの話を含めた撮影の裏話を見ることができるので、ぜひチェックしてみましょう!

映画とリンクして実際に販売されたウォンカチョコ

映画で世界中を騒動に巻き込んだ、金のチケットが入っていた「ウォンカのチョコレート」はなんと現実でも発売されていました。

ウォンカチョコは映画の公開された2005年前後から2018年までの間、映画製作に協力をしたネスレという会社から販売されています。

とても厚みがあり、中にキャラメルが詰まっている濃厚なチョコレートは、正に甘党の方歓喜な仕上がりと言えるでしょう。

また、2008年に日本で行われたイベントではなんと金のチケットが5枚だけ封入され、引き当てた人にはウォンカの特大フィギュアが贈られたそうです。

その後もさまざまなキャンペーンを実施しており、そのキャンペーンにあった景品も用意されておりファンたちを楽しませてくれます。

映画の内容ともしっかりとリンクをしていて、非常に面白い企画となっていました。

”ウィリー・ウォンカ”という人物について考察

サングラスをして佇むウィリーウォンカ出典 : deadline.com

ウォンカは楽しいことが大好きで、善悪の区別が付かず子供のまま成長した、変な性格といえる人物です。

彼は過去の出来事から2つのトラウマを抱えており、家族という言葉を聞くだけで昔をフラッシュバックし、何かをこらえているような顔を見せることも…。

しかしお菓子にかける情熱は強く、優れた才能を持っていたため、大人気のお菓子工場を経営する天才ショコラティエとして活躍しています。

このようなおおくの特徴を持つウィリー・ウォンカは、本映画を見るにあたって一番深く知っておくべき人物です。

彼の過去などを知っていくことで、映画をより深く楽しむことができるでしょう。

ウォンカの抱える1個目のトラウマ

ウォンカの精神を不安定にさせている1個目のトラウマは、家族から愛されなかったというものです。

彼は産まれた頃から母親がおらず、母親の愛情を知ることができなかった少年時代を過ごしています。

また、父はお菓子を悪とみなす頑固な歯医者で、ウォンカがハロウィンにもらったお菓子を目の前で燃やしてしまうなど、反りが合いませんでした。

それは父がウォンカのことを考えての行動でしたがウォンカには伝わらず、けんかの末に家出をしてしまいます。

父もそんなウォンカに激怒をして「おまえの帰ってくる家はない!」と言い、本当に家ごとウォンカの前から姿を消してしまいました。

このような出来事からウォンカは、家族を信じることができない性格になってしまいます。

余談ですが、元となった小説の「チョコレート工場の秘密」では、ウォンカの父に当たる人物は登場していません。

そのため、ウォンカの親に対するトラウマというものは、この映画独自のものだといえます。

ウォンカの抱える2個目のトラウマ

ウォンカの持つ2個目のトラウマは、裏切られたことによる人間不信です。

彼は家を出た後、お菓子作りの腕を磨いていき、ついには工場を持てるほどまでに成長をしました。

経営はとても順調でしたが、彼をうらやんだ他の企業はウォンカの工場にスパイを忍び込ませます。

スパイによって秘蔵のレシピが盗まれて、激怒したウォンカは雇っていた従業員を全員クビにして、工場を閉鎖してしまったのです。

人間が信用出来ない彼は一度国を離れて、お菓子作りの秘密探しのためにジャングルを冒険していましたが、そこでウンパ・ルンパと出会います。

ウンパ・ルンパと意気投合したウォンカは彼らを雇い工場を再開しますが、その後もウォンカは人前に姿を現しません。

家族というものも、他の人を信じることができない人物へとウォンカはなってしまったのです。

子供の頃に親の愛情をしっかり受けて育つことって、とっても大事なのですね!
一番身近で愛を与えてあげられるのが、家族といった人たちだからだね。

金のチケットの目的についての考察

そんな家族が嫌いで人間も嫌いなウォンカが、どうして金のチケットを使って工場に子供たちを呼ぼうと考えたのでしょうか。

彼はある時、髪を切っている時に自身の白髪を見つけ、自分が年を取ったことを感じ取ります。

そして彼はこのまま死んでしまった場合、残された工場や信頼出来る家族ともいえるウンパ・ルンパがどうなってしまうのか不安になったのでしょう。

そこで自分の後継者を探すべく、極めて運の良い子供を選ぶために自身の販売するチョコレートに金のチケットを入れることを思いつきます。

大量のチョコレートの中から見事に引き当てた「神の子」こそが工場を継ぐのにふさわしいと思ったからです。

こうして世界中を巻き込んだ、チョコレート工場を巡る大きな物語が始まりました。

親子で招待した訳とは?

人間不信で、家族という物が大嫌いなウォンカですが、なぜか工場に親子で招待しました。

ウォンカが親子で工場に招待したことには何か理由があるはずです。

彼は親子の人間関係を見れば、その親と子供の人間性が見えると思ったのでしょう。

しかし招かれた5組の家族たちはチャーリーを除くと性格が悪く、工場を継ぐのに相応しくない存在に見えます。

ウォンカは家族と仲の悪かった自分がゆがんだ性格へと育ってきたのを身を持って実感しているため、親子の絆を見て後継者を見つけようとしたのです。

また、それ以外にも家族という物を一度見てみたいと思った可能性もあります。

父親に対して持っていた感情を、後継者を探すというタイミングで思い出したのかもしれません。

悲痛の末に本当の愛を知るウォンカ

ウォンカとおじいちゃんと主人公出典 : derekwinnert.com

後継者を選定する工場見学も無事?終了し、心優しいチャーリーが見事ウォンカに認められた「神の子」となりました。

世界的チョコレート工場は将来的に貧しくも素直で心優しい彼の手に委ねられてハッピーエンドになるかと思いきや…。

勝ち残ったチャーリー!しかし!!

ウォンカは勝ち残ったチャーリーに対して、家族を捨てて工場を継がないかという提案をします。

この提案はウォンカにとって家族はクリエイティブな考え方を妨害する邪魔なものでなかったからこそでてきた提案です。

当然チャーリーもこの魅力的な提案を喜んで承諾するものだとウォンカは考えていました。

しかし、チャーリーには家族と離れるのであれば、貧しいままでも工場はいらないと断言するのです。

ウォンカは邪魔でしか無い家族なんかのために富・名声が約束された将来を拒否するチャーリーのことが理解できず、訳が分からないと困惑しながら帰っていきました。

家族の愛を忘れてしまったウォンカは戸惑い、お菓子作りにも身が入らなくなってしまい、お菓子の売り上げも落ちてしまいます。

どうしてもモヤモヤが取れないウォンカは、改めてチャーリーに会いに行くのでした。

そこでチャーリーはウォンカに対し、家族の大切さや愛を教えていきます。

ウォンカ、トラウマとの対決

チャーリーはトラウマの大元が父親にあることを見抜き、ウォンカに対して父親に会いに行こうという提案をします。

一度は拒否するウォンカでしたが、チャーリーが一緒についてきてくれるといったため、意を決して会いに行くことに…。

訪れた父の経営する歯医者には、なんとウォンカの功績が語られた新聞の切り抜きがたくさん飾られていました。

そして、最初はウォンカに気付いていない父でしたが、歯の形を見ただけで実の息子だと気付きます。

数十年も前の歯の形を覚えているほど、ウォンカは父親に強く愛されていたのです。

こうしてウォンカと父は強く抱き合って、数十年の時を経てついに和解することができました。

遠く離れていても、愛する心は消えていなかったのですね!
親子の絆はそう途切れないことがよく分かる1場面ですよ。

物語の結末について考察

ウォンカはチャーリーの思いやり・やさしさに触れたことで人間が本来持っている暖かさを再び知ることに。

そしてウォンカはチャーリーの手を借りながらですが見事2つのトラウマを乗り越え、心が大人へと成長していくのです。

愛を知ったウォンカはチャーリーに対して今度は家族全員を連れて工場を継がないかと改めて提案します。

チャーリーは喜んで申し出を承諾し、さらにウォンカを家族に迎え入れる提案をして、彼はお互いに受け入れ合いました。

こうしてチャーリーにとっても、ウォンカとっても掛け替えのない大切な物を手に入れて、物語は大団円で終わるのです。

この「チャーリーとチョコレート工場」という映画には、家族愛という大きなテーマが秘められていることが分かります。

本作を家族と一緒に観れば、きっと絆が深まることでしょう。

個性豊かな登場人物たち

上を見上げるウォンカと子どもたち出典 : pinterest.jp

映画「チャーリーとチョコレート工場」の登場人物は、ウィリー・ウォンカ以外も個性豊かな面々です!

そんな魅力あふれる登場人物である、彼らについても紹介していきます。

家族の愛で大人に育った、チャーリー・バケット

本作の主人公、チャーリーは非常に貧しい家庭の中、両親と4人の祖父・祖母たち全員に愛されて育てられた優しくて、家族思いな少年です。

お菓子が大好きな少年で、毎年誕生日にだけもらえる一枚のチョコを非常に楽しみにしています。

そのチョコも、自分一人で食べるのではなく、家族全員にわけるといった、とてもやさしい性格の人物です。

そんなチャーリーの優しい心は人間不信のウォンカにも届いており、他の子供に冷たいウォンカもチャーリーに対しては少し優しく接しています。

また、チャーリーは他の工場に招かれた子供たちと違い、優れた能力や裕福な家庭を持ってはいません。

しかしわずか3枚のチョコで金のチケットを手にした、非常に幸運な人物です。

家族の愛に包まれて成長したためか、非常に強いメンタルを持つ少年で、子供っぽいウォンカと年齢が逆なのではと疑ってしまいますね。

愛らしくも憎たらしい子供たちと、笑える結末

一方、チョコレート工場に招かれたチャーリー以外の4人の子供たちはとても憎たらしいヤツらとして描かれています。

子供たちはみんな問題児ばかりで、チャーリーに嫌がらせをしたりもするため、彼らに苛立ちを覚えたという人は多いでしょう。

しかし、悪い子供たちにはそれ相応の罰が下ることになるのです。

食いしん坊少年、オーガスタス

オーガスタスはチョコレートに対して特に目がない少年で、工場に来た時もチョコを食べていました。

そんな彼はチョコレートの流れる川から直接チョコを食べようとして川に落ちてしまいます。

危うくオーガスタス味のチョコに加工される直前で助けられますが、彼はチョコまみれになって脱落しました。

ただし本人はあまり負けたことを気にしておらず、むしろチョコレートにまみれて幸せそうな表情をしています。

勝利に固執する少女、バイオレット

バイオレットはとにかく勝つことが大好きで、多くのトロフィーや賞を勝ち取ってきた少女です。

そんな彼女は実はガムが大好きでありウォンカが開発したガムを噛み続けないように言われても続けてしまいました。

その結果、ガムの副作用で体がブルーベリーみたくい丸く膨らみ、肌が紫色になってしまうのです。

彼女はジュース絞り機によって元の体形に戻りますが、体はあり得ないほど柔らかくなってしまい、工場の争奪戦からも脱落してしまいました。

しかし名前と肌の色が合っていることや、こんな人間は自分1人しかいないとポジティブに捉えており、意外と問題なさそうです。

裕福なわがまま少女、ベルーカ

ベルーカは欲しい物はなんでも手に入れようとするとてもわがままな少女です。

工場見学中にナッツを選別するリスが欲しいと言い、父に買ってもらおうとしたのですがウォンカに拒否されてしまいます。

怒った彼女は直接リスを捕まえに行きますが、作業の邪魔をしたためリスの怒りを買いダストシュートに放り込まれ、ゴミまみれで工場から脱落しました。

彼女のわがままはこのような目に遭っても治りませんでしたが、父親の方は改心して彼女を極度に甘やかしていくのを辞めると決意しています。

皮肉屋な天才少年、マイク

マイクはお菓子が嫌いなのにチョコレート工場に来た天才と言える頭脳を持つ少年です。

彼は工場内のハイテク技術に強い興味を持ちますが、それをお菓子にしか使わないウォンカに対して変人呼ばわりをします。

更に彼は開発中のチョコ用テレポート装置を人間にも使えることを立証するため、自分の体を使ってテレポートを試みました。

彼はテレポート自体はできたものの、体は小人のように小さくなってしまい争奪戦から脱落します。

そして体の大きさを元に戻すため、彼は飴を伸ばす機械でペラペラにされてしまいました。

また、彼がペラペラになったまま行動ができるのはウォンカの工場が持つ技術力の賜物でしょう。

後の人生に響くような悲惨な目に遭っている子供もいるのですね。
大人になってから見てみると、意外に怖い場面であると思い出させてくれます。

圧倒的なインパクトを持つウンパ・ルンバ

非常に小柄で、性別も問わず全員が同じ顔をしているチョコレート工場の従業員、ウンパ・ルンバです。

彼らはルンパ・ランドという社会から忘れられた国の住人で、普段は木の上で芋虫を食べて生活し、稀に手に入るカカオ豆が大好物だと言われています。

ウンパ・ルンパたちは雇い主のウォンカにとてもに忠実ですが、実は歌とダンスが大好きです。

ハプニングを引き起こした子供たちとその親をののしる時の歌は、彼らが即興で考えた歌や踊りとされています。

また、全部で165人もいるウンパ・ルンバたちは顔が同じということで全員ディープ・ロイという一人の俳優によって演じられました。

彼はある病気によって132㎝と非常に小柄な体形をした男性ですが、その低身長を逆に生かしてさまざまな役を演じてきた俳優です。

もちろん、本映画でもウンパ・ルンパの独特な雰囲気などをほぼ完璧に演じています。

リメイク元の「夢のチョコレート工場」ではウンパ・ルンパたちはそれぞれ別の役者が演じていたので、撮影技術の進歩を感じますね。

165人分の演技を一人で演じるとは、物凄く大変なことですね!
彼はなんとか全員分を演じ切り、約1億円というギャラを手にしたそうですよ。

活躍した子役たちは今どうしているのか…?

チャーリーとチョコレート工場に登場していた5人の子供たちですが、上映から15年たった今ではたくましく成長していました。

チャーリー役フレディ・ハイモア、バイオレット役アナソフィア・ロブ、マイク役ジョーダン・フライは今でも映画などで活躍し、美男美女に成長しています。

また、オーガスタス役のフィリップ・ウィーグラッツは映画ではなく、テレビ番組に出演するようになり、元気に活動していました。

残念ながらベルーカ役のジュリア・ウィンターは、2006年にイギリスのテレビ番組に出て以降は、公での活動が確認されていません。

映画当時と現在の姿を見比べてみると、面白いかもしれませんね。

まとめ

「チャーリーとチョコレート工場」は夢のような甘い世界に、ビターな味わいが混ぜこまれた、そんなイメージを感じ取れる映画です。

また、ティム・バートンの手がけた素晴らしい演出と、ジョニー・デップ演じるウォンカの名演も合わさり、素晴らしい作品に仕上げられました。

幻想的な世界観や、魅力的な登場人物たちの織り成すドラマや、ウンパ・ルンバが演じるミュージカルなどは今でも十分に通用するクオリティとなっています。

大人も子供も楽しく見られる映画であるため、一見の価値ありな映画です!

ティム・バートンとジョニー・デップが出会った奇跡の作品も必読!!

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